1977-11-02 第82回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
しかし、職場の中で、管理者との間あるいは労働組合相互というよりも、むしろ組合員相互間というふうな意味合いにおきまして暴力あるいはそれまがいのものが発生する事件が間々ございます。
しかし、職場の中で、管理者との間あるいは労働組合相互というよりも、むしろ組合員相互間というふうな意味合いにおきまして暴力あるいはそれまがいのものが発生する事件が間々ございます。
省といたしましては、労働組合相互の組織拡大のための活動に対しては労働組合の自主性にゆだねるべきものとして不介入の方針で臨んでおる次第であります。
もっと重要なことは、そういう労働組合相互間の問題もさることながら、あなたの方の労務管理の姿勢、方針が、一面ではこれをあおっておる。一面では、正当なそういう組織運動に対して、あなたの方は介入し、弾圧をしている。こういう関係を私は聞いておるわけでありますし、事実私もそういう現地の状況も調査をいたしておるわけでありますけれども、そういう状況はいまあるのですか、ないのですか。
○政府委員(北雄一郎君) そういった事件の中にはいろいろな性格のものがございますが、労働組合相互間の対立による事件も相当あるわけでございます。こういったものにつきましては直ちに管理者として関与すべきではないというふうに考えておりますけれども、しかしそういったことでありましても、職場の中で事件が発生するということでありますと、これは管理者として看過することができないわけであります。
○山本(博)政府委員 先ほどちょっと触れましたが、従来私たちの方針といたしましては、労働組合相互間の問題については一切これには介入しないようにという指導を強くいたしております。したがいまして、現場の管理者も、こういうような事態にぶつかりましたときに、勢い消極的な態度をとってきたのが従来の例でございます。
従来の例によりますと、やはり先ほども申し上げたことでございますが、労働組合相互間でお互いに連絡もしておりますし、また様子も見ておりますから、ある一つの組合だけを残してほかの組合が先に妥結するというようなことは、今まではなかったことなんでございますけれども、たまたま、こちら側、当局側の方から提示しました条件に対して、三つの組合が、いやそれでわれわれの方はもういいのだからということを先に申されましたので
ところが、これがどうしても、労働組合相互間の関係もありましょうが、大体平等的、非常にわずかな格差しかない。戦前はもっと大きな格差があったわけであります。その格差が縮まってしまっているという点におきましては、国鉄の労働組合の不満ということもよくわかるのであります。
私は先ほど申し上げたように、これがおとなとおとなの労働組合相互の意見の衝突とか、大義名分の争いなら、私はそれは大いに堂々とやるべしだと思うんです。何の罪があって女や子供たちをいじめなくちゃならぬのか。そういう事態に置かれているということは、たとえいかなることがあっても、私は争議以前の人権の問題だと、こう思うんです。